電気科
私たちの身の回りにある電化製品の動作原理や、電車や工場などで使われるモーターの構造、発電所から家庭に至るまでの発電・送電の技術,マルチメディア時代に対応したデジタル技術、マイコン制御やプログラミング技術を学習します。
電気技術者としての必要な基礎知識を学習し、先端技術に対応できる適応力を身につけて実社会で活躍したい人はぜひとも電気科に入学して勉強しませんか。
実習の紹介
工業高校では、数学や国語のような普通教科の勉強の他に、実際に自分で機械や装置、工具を用いて実習をする授業があります。電気科で行われている実習をいくつか紹介します。
電気工事
電線の接続、ケーブルや金属管、合成樹脂管の工事を行い、電気工事士としての基礎を学びます。
2年次には第二種電気工事士を全員で受験、そして全員合格を目指し頑張っています。
テスタの製作
テスタとは、電圧や電流、抵抗を測定できる装置です。1年生の5月ごろに、全員で製作をしています。細かい作業が苦手な生徒も基本から勉強ししっかりと完成させています。
電動機・発電機
電動機とはモータのことです。実際に電動機に電線を接続して回したり、発電機を回し、どんな特徴があるのかを実験を通して学びます。
現在、電気自動車やハイブリッドカーなどがありますが、その基礎となることも学べます。自分で電線を接続し、モータや発電機を回すことはとても楽しいです。
計測実習
教科書で勉強する電気に関する内容を、実際に電圧計や電流計で計測することで、電気の知識が高まります。メーターなどを自分たちでつなぐことで、電気回路についての理解も深まります。
コンピューター実習
働いている人がよく使うワープロソフト(word)、表計算ソフト(Excel)、プレゼンテーションソフト(PowerPoint)や、いろいろなプログラム、電気回路のシミュレーションなどを行います。
シーケンス制御
シーケンス制御は道路にある信号機や、エレベータなどに使われていて、あらかじめ決められた動作や手順に従って行う制御のことです。
実際に電線を接続したり、パソコンを使って行います。信号機などの制御も勉強でき、とても面白い実習です。
授業科目について
工業技術基礎 計算技術検定、情報技術検定、第二種電気工事士などの資格取得に向けて勉強をします。
課題研究 3年間の電気の勉強の総まとめとして、色々なテーマに分かれ、製作・調査・研究し、内容を深めます。
実習 ものづくり、電気計測、電気工事やコンピュータ制御などを行います。
製図 家の中の電気配線を設計し、手書きやパソコンで図面を作製します。
工業情報数理 工業に必要な数学や理科の知識、 コンピュータの操作やプログラム言語などを
学びます。
電気回路 電気に関する基本的な電気現象について学びます。
電気機器 モータ、発電機、変圧器について学びます。
電力技術 発電、送電、配電について学びます。
電 子 技 術 ダイオードなどの電機部品や、パソコンの基本となる回路について学びます。
電子情報技術 PICマイコンを使い、プログラミングについて学びます。
取得できる資格
計算技術検定(1~3級)
情報技術検定(1~3級)
第二種電気工事士(全員受験)
第一種電気工事士
第三種電気主任技術者
第2種電気施工管理技術者(2科目)
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